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明るい。実に明るい。 [音楽]



テレビのニュースで見た限りですが、この快挙を成し遂げたピアニストの音は、限りなく明るいという印象を受けました。心の純粋さがそのまま音に現れたような。

流れていたのがベートーヴェンの熱情ソナタだったと思います。
そう明るい曲ではないはずですが、音楽するこの上ない喜びに満ちあふれているように聞こえました。

聞いて覚えて、指で鍵盤を感じ取って演奏する。このプロセスが、ほかにない音楽の湧出を生んでいるのかなあ。

今度はバッハ…でも… [音楽]

「ドイツ音楽をドイツ人アーティストで」シリーズ。
今度はバッハ。しかし演奏は、リヒテル。

曲は平均律の全曲。

大学時代にさんざん聴いた曲です。リヒテルで。
1巻目なんですけど、その宇宙的な広がりにうっとりして、毎晩心のいやしに聞いていました。

今回改めて買い求めようとしましたが、あいにく、ドイツの演奏家ではカール・リヒターのチェンバロだけ。
あと、iTunesで日本人がやっています。
かなり思案したあげく、思い出のリヒテルでということにしました。

聴くと、よみがえってきました、青春時代の感受性が。
やや多めの残響の中で、繊細なピアノが宇宙を形作って行きます。

やはり1巻の方が2巻より思い入れが自分に強く、聴き入ってしまいます。
2巻はチェンバロの方が似合うかなという感じ。ピアノが雄弁すぎて。その音色、強弱、タッチの微妙さの表現などで。

シューベルトは幸せ! [音楽]

ドイツ音楽を聞き込むシリーズ。
今度はシューベルト。これはひょっとしてオーストリア?

ピアノ・ソナタ全集をアンドラーシュ・シフで。
はい。ハンガリーのピアニストです。探したけどドイツ人で全集を出している人はなかったので。

まだはじめの方しか聞いていないのだが、一言で言えば、満ちあふれる幸福感。もう一つ付け加えれば、今にも歌手が歌い出しそうな雰囲気。
録音は新しいので音がきれい。演奏者が、勉強に勉強を重ねて挑んだ演奏らしい。聞く方はそんなことにおかまいなく、このメロディの宝庫に身を委ねて至福の時をしばらく味わいたい。

このごろピアノに心酔 [音楽]

ここ1ヶ月ほどピアノ音楽にはまっている。それもソロ。曲はピアノソナタ。はっきり言って、のだめカンタービレの影響。この冬、DVDをまとめて観たのだ。

音楽やるならまずドイツ音楽を、というコンセプトはかわらず、まずはバックハウスでベートーヴェンのソナタ。全集を買ったので、ターップリ浸れた。まとめて聞くと、テンペスト、熱情、ワルトシュタイン、ハンマークラヴィーアといったところが、やはり聴きごたえあり。昔、ちょっとかじった曲は小品だったのだというのがよくわかった。

バックハウスのピアノは、テンポやタッチにムラがあるものの、すべてが輝きを持った音なので、そういうのは全く気にならない。全体として聞くと、実に心躍る演奏になっている。テンポの厳守は、アンサンブルを仕込まれた身にとっては絶対なのだが、ソリストの、自分の都合でテンポを動かす演奏を聴くと、これも新鮮。

ヴァント/NDRでブラームス [音楽]

ドイツ音楽をドイツ指揮者/オケで!シリーズ。

ギュンター・ヴァント/北ドイツ放送響でブラームスの交響曲1〜4番のCDを買って聴いた。
まず、録音。低音を良く拾っている感じ。ホルンの後ろも広くあけていそうな響き。4thホルンが良く聞こえるのが興味深い。1stホルンはひょっとしてかなり高名なソリストでは?
トロンボーンはもう少しモヤッていてもいい感じ。

演奏は直裁。音の一つ一つの練り方、あるいはつなぎ方よりも音楽の流れそのものを重視、と感じる。
何より特徴的なのは、最後のトニカがあっさり終わってしまう。これが残り香を漂わせて去って行く感じで、しつこくなくていい。
1番4楽章の最後のテュッティでのコラールなんかは、あのカラヤン/ベルリン・フィルの方が完璧絢爛豪華に鳴らすとは思うけれど、そこまで感心させずとも、仕事はきっちりやって帰りますという爽やかさが感じられる。それがいい。

弦楽器は抑制の利いた感じ。ここも仕事しっかりと言う感じ。イスラエル・フィルのような魂のほとばしりといった感じの弾きっぷりは感じられないけれど、これはこれでちゃんとしたスタイルだ。安心して聴ける、けどちょっと物足りない。
でもやっぱり慣れというのか、表現に躊躇というものがない。構えてないとでも言うのか。血肉そのままが演奏に出てくる。

低音がしっかり決まっているというのがやはりドイツか。録音のせいかな。

Jazzコンサート、ディナー付き [音楽]

良く利用するホテルのディナー付きジャズコンサートに行った。

料理もまあまあ良く、音楽も気分良く聴けた。
ボーカル、フルート、ピアノ、ドラム、ベースのセッション。
ドラムとベースが特に気に入った。フルートとボーカルも良くマッチしていた。
ピアノは無骨だが、弾きっぷりはよし。

問題は客。値段設定のせいか、平日だからか、ほんとにジャズを愛する人たちばかりとは言えなかった。
ひどいのは、酔っぱらってボーカリストにヤジ。
「何言うてるかわからへんぞー!」
確かに、歌と歌の間のトークは聞き取りにくく、とびとびに聞こえる単語から大体の内容を推し量るといった感じだったが、メインは歌。これはしっかり歌っていたし楽しめた。

もうぶちこわしなんだから。

生演奏はいいが、たまにこういう客がいるから嫌だ。今回のとか、ブラボー屋とか。

モーツァルトのSQで癒される [音楽]

茂木健一郎の本の影響と、
「(吹奏楽)コンクール音楽」の耳直しに、
この一週間、モーツァルトの弦楽四重奏曲、ハイドンセットばかり聴いている。

常宿にしているホテルのエレベーターホールや、大浴場でかかっている音楽に似ており、初めはBGMくらいにしか思わなかったのが、この頃は好みもはっきりしてきた。
17番と18番。

17番は、今までにも何度か耳にしたことのある曲でメロディがエレガント。18番は構成がしっかりしている感じ。

これ以上のことはまだわからない。やっぱりボクは体育会系なのかなあ。

スイトナーでベートーヴェン [音楽]

スイトナーのベートーヴェン交響曲全集、5番と第九を聴き、これで全部聴いたことになる。

スイトナーは不器用で無骨で、しかも感動的な演奏をする指揮者と思っていた。
ところが、不器用ではあるがエレガントな指揮者だということがわかった。
音楽が歌い、流れている。これは前にも書いたが、オーストリア生まれということからきているのか。
見せ場、聴かせどころは作らない。けれども、音楽がそうなりたいようになっている。これが魅力。
何回も何回も聴ける演奏だ。

ガーディナー/レヴォリューショネルで1〜9番を持っているけれど、これは個性的。毎日聴くにはちょっとアクが強い。刺激がほしい時向き。

シュターツカペレ・ベルリンにやや不満。これは録音技術のせいかもしれないが、フルート、ピッコロがやたら浮いて聞こえるところがある。他の楽器のブレンド感はいいのに、なぜだろう。
それに、オーボエがやや素朴すぎ。どんな大家の方が吹いておられるのか知らないけれど、1番9番でちょっと気になった。

思えば中学時代、クレンペラー/フィルハーモニア管で、1、2、4、8番。カラヤン/フィルハーモニア管で5、7、9番。フルトヴェングラー/ベルリン・フィルで3番を愛聴していた。
特に好きだったのはクレンペラー/フィルハーモニアのコンビ。デニス・ブレインのソロが聴けるからというのもある。
なぜか中学時代の気持ちに戻れるのは5番。(ついでに、アバド/ロンドン響のメンデルスゾーン交響曲第3番「イタリア」。売店のパンの味を思い出す。6番「田園」はワルター/コロンビア管。大阪万博を思いだす。この曲を心で歌いながら会場を回っていた。)

それ以来結構音楽遍歴もあったけれど、ベートーヴェンのシンフォニーは、元気が出る。心の深いところに訴えてくる何かがある。

スイトナー/SKBでベートーヴェン [音楽]

スイトナーのベートーベン交響曲を聴き続けている。
第4番。第3番。第6番。
優しい(第3番でさえ)。演出とか、けれん味というものをいっさい無視。
歌っているようだ。これはスイトナーがウィーン生まれということと関係があるのか。
どこを聴いてもそう思う。月並みか。

カラヤンとかガーディナーとかのを聞き慣れた耳にはかえって新鮮だ。
水のように流れる演奏。
かと思えば、ドミナント→トニカは、これぞドイツ!という響き。
堂々としている。確固たる基礎に立てられた建造物という感じ。

走るという現象はここでも聴かれた。吹奏楽コンクールなどではペケをつけられるところ。
そんなことはおかまいなく、音楽美は紡ぎ続けられる。

フルートがどうも浮き出て気になる。ピッチ?まさか。音色か。
ホルンはひょっとしてペーター・ダム??
それにしては肉付きの良い音だ。もっと研ぎ澄まされた、木管に近い音のはずなのだが。

次は第5番、第7番、第九。楽しみだ。

ドイツ・オケでベートーヴェン交響曲 [音楽]

大学の先輩のブログを見て、純ドイツ系のオケで、ベートーヴェンの交響曲が聴きたくなった。
そこで、オトマール・スイトナー指揮、ベルリン・シュターツカペレで全集のCDを買った。80年代初頭の録音。

まず1番と8番を聴いた。そこで思ったことは、
正直な音楽という感じがまず第一。で、テンポが走り気味になることもあるという意外さ。そしてアンサンブルの不器用さも。この辺は指揮者の魅力でもある。
そして、低弦の重厚さが胸に響く。これはオケの特徴。その上を中・高音が滑らかに走っていうという感じか。
3、5、7、9番ではどんな感じになるのか楽しみだ。

スイトナーがオーストリア生まれであることを初めて知った。ドイツ・オケ/ドイツ指揮者で、また買わないと。

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